普段は行かない
少し離れたところにある
公園まで散歩をした朝に
電子メトロノームを鳴らしながら
歩いている男性を見かけました。
なぜか気にかかったので、
改めて確かめてみると
その方のメトロノームは三拍子を刻んでいました。
(三回に一回、少し高い音が鳴り、
拍子の最初の拍をわかりやすくする機能が
ついているのです。)
人間は二足歩行をしているし、
盆踊りのような拍子の刻み方に
馴染みのある日本人(推測)ですので、
三拍子よりは二拍子や四拍子のほうが
歩きやすいように感じられたのです。
なぜ三拍子で鳴らしているのだろう…?
メトロノームの拍子を変え方をご存じないのかな…?
そもそも、
三回に一回少し高い音が鳴っていることに
気づいていないのかもしれない…。
ただ、
二拍子や四拍子だと、
拍子の最初が必ずどちらか同じ足のときに
やってくるので、
それを防ぐために意図的に三拍子に
しているのかもしれない。
二拍子の行進曲の刷り込みが強い私は
歩行のリズムと異なる拍子で歩くことの
違和感の利点に思い至り、
なんだか却って妙に納得してしまいました。
本当のところはわからないけれど、いろんなことに思いを馳せるのは
面白いものです。
自分ではない人が、自分とは異なる価値観で
そこに在るからこそ気づける面白さがありますね。