着物を着るように決めて出逢った方に
「私に合う」と奨めていただくものたちは
優しい印象の色味のものが多いです。
嫌いではないし、美しいと感じるけれど、
身につけるものに選ぶことは
少なかった色でした。
初めて奨めてくださったときは
「自分が身につけるもの」
としてはそんなにときめかなかったんです。
どちらかと言うと、「そんな優しい、可愛らしい
印象のものが似合うなんて、畏れ多い！」
みたいな（笑）
でも、同じような印象を受けるものを
他の方にも奨められる。
すると、「私が着るのもいいんじゃない？」
と思えるようになりました。
元より良い印象は持っているので、
自分がそう思っただけ、
うまり、考え方が変わっただけなのに、
そう感じられるようになったことが、
幸せかったです。
しかも、それらを似合うと
言っていただけることがありがたく、
言ってもらえる自分であれて嬉しいと思います。
着物生活は、自分の新たな一面を
本当にいろいろ知らせてくれています。
さて、そんな私が、着物を着はじめたころ、
考え方が変わる前に買った木綿の着物。
自分の好み、ではなく
条件で購入を決めたものです。
そのころの私にしては柔らかな色味。
着物を教えてくださってる方が
日常に着るものとして
伊勢木綿を奨めていらっしゃるので、
着たいなぁ、と思ったんです。
でも、長続きするか分からないし、
自分に合わせて仕立てると高くなるし
手に入るまでに時間が掛かります。
いやいや、早く着てみたい！
ということで、仕立て上がりで探しました。
この着物は、お店の展示品だったので、
サイズも柄もこれしかない代わりに
早く手元に届くし価格も割とお手頃でした。
ラッキー♪
買ったとき、
別に自分に似合うとは思ってなかったし、
もう少しはっきりした色柄を欲しいと
思っていたような気がします。
実際、他にもっといいな、と思うものも
あったのですが、
この選択をして良かったと思っています。
あのときの私、よく決めた！
いろいろなものと合わせていて楽しいし、
私の雰囲気も明るくしてくれていると思います♪
